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日ごろの食事でビタミンCを多くとっていると白内障になる率が低いとの結果が、厚生労働省研究班(担当研究者=吉田正雄・杏林大医学部助手)の3万5000人規模の調査で出た。海外では同様のデータが出ていたが、国内で確認されたのは初めて。白内障は目の中の水晶体が酸化されて濁ることで発症するが、ビタミンCには酸化を抑える作用があり、濁りを防ぐとみられるという。 吉田助手によると、ビタミンCは、温州みかん1個に約35ミリグラム、レモン1個に約20ミリグラム含まれる。野菜ではホウレンソウやブロッコリーに多い。吉田助手は「1種類でなく、さまざまな食べ物からビタミンCをとってほしい。たばこを1本吸うと約25ミリグラムのビタミンCが破壊されるため、白内障予防には禁煙が望ましい」と話している。
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