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2004年 05月 16日
コールドマウンテン
 映画会社の姑息な(?)広告宣伝等を見て、若い女性とかカップルが”永遠の純愛”、”ラブロマンス”を期待していくかもしれないけど、ちょっとそういう映画じゃないと思います。 血みどろとか泥まみれとか大量の死体とかウ○コとかAssHoleとか出てくるんで。 (ニコール・キッドマンとジュード・ロウの尻もちょっと見えるよ!) あと上映時間は3時間近くあるので注意。 


コールドマウンテン日本語公式サイト
(重たい・・・・最近なんでもフラッシュとかいろいろ使うのはいいけど、重たいし、出演者とかの必要なデータすらきちんと乗っちゃいねえ)

監督・脚本: アンソニー・ミンゲラ Anthony Minghella
製作: アルバート・バーガー Albert Berger / ウィリアム・ホーバーグ William Horberg / シドニー・ポラック Sydney Pollack / ロン・イェルザ Ron Yerxa
製作総指揮: ボブ・オシャー Bob Osher / イアイン・スミス Iain Smith / ボブ・ワインスタイン Bob Weinstein / ハーヴェイ・ワインスタイン Harvey Weinstein
原作: チャールズ・フレイジャー Charles Frazier 『コールドマウンテン』(新潮社刊)
撮影: ジョン・シール John Seale

出演:
 ジュード・ロウ Jude Law (インマン)
 ニコール・キッドマン Nicole Kidman (エイダ)
 レニー・ゼルウィガー Renee Zellweger (ルビー)

 ドナルド・サザーランド Donald Sutherland (モンロー牧師)
 ナタリー・ポートマン Natalie Portman (セーラ)
 フィリップ・シーモア・ホフマン Philip Seymour Hoffman (ヴィージー)
 ジョヴァンニ・リビシ Giovanni Ribisi (ジュニア)
 レイ・ウィンストン Ray Winstone (ティーグ)
 ブレンダン・グリーソン Brendan Gleeson (スタブロッド)
 キャシー・ベイカー Kathy Baker (サリー・スワンガー)
 ジェームズ・ギャモン James Gammon (エスコー・スワンガー)



 一応、南北戦争を舞台にした恋愛映画ではあるんだけども、悲惨な戦争によってHomeCountryで男達の帰りを待たされる女性達、残される女性達をテーマにした映画じゃないかと思います。
 そういう意味では女性向きの映画なんだけど、”愛する女性のために、かっこいい主人公が長い旅をして、ああやっと会えたわ、もう離さない、ハッピーハッピー”な映画ではないです。 インマン(ジュード・ロウ)は主人公ではないです。

 ストーリーはけっこう単純かな。 最初のエイダ(ニコール・キッドマン)とインマンとの出会いからお互い気になって惚れ合うまでがちょっと強引というか足りない感じはしたけど(なっちの翻訳のせい??)

 南北戦争当時の時代背景については、こちらが参考になるかも。コールド マウンテン/象のロケット

 ニコール・キッドマン、もういい歳ですがw、目尻にカラスの足跡が無いです、導入部、”遠くの都会から引っ越してきた若いお嬢様”してます。 そして度重なる不幸にやつれた女・・・強く自立していく女・・・と変化していきます。
 レニー・ゼルウィガー、”田舎の農家のおっかさん”的なキャラ(未婚の設定だけど)がうまかった。 アカデミー賞のニュースとかで最近のこの人をみると、つい中国のお面を思い出しちゃうのは私だけ?
 ナタリー・ポートマンが病弱な赤子を抱える未亡人で出てて、”お嬢様っぽさ”がけっこう消えてます。 
 演技だけでなく、メイクがうまいのかな。

 全編に流れるいろんな音楽がけっこういいかも。 郷愁を誘うケルト音楽をベースにしたアメリカ移民風フォークソングというかブルースやジャズの元というか、ジャンルはわからんけど。 カントリーミュージックて言えばいいか。

 あと悪者グループ(村に脱走兵が逃げてきたり、かくまっている家がないか見張る義勇兵)の身の軽い若造(金髪、ロンゲ)が、手塚漫画のスカンク草井そっくりでしたw。 やっぱ悪者顔は世界共通なんだな(スカンク自体も俳優のモデルがいたようですが)。
by iku-2002 | 2004-05-16 20:03 | Cinema | Comments(0)


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