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2005年 03月 17日
「がんばれ!女子サッカー」
「がんばれ!女子サッカー」 /岩波アクティブ新書
 著者:大住良之,大原智子

 アテネ五輪出場を前に、女子サッカーの歴史と現状を説明し、盛り上げようという”タイムリー”な本ながら、事実を正確に記し、持ち上げるだけでなく暗部についても記述されている。
 やはり女子サッカー(女子スポーツ)の歴史は差別との戦いであり、サッカーの母国イングランドのFAが女子を正式に傘下に置いたのもつい最近のことで、一時期はわざとグラウンドを貸さないなどの嫌がらせがあったとか。
 国内でも”なでしこJAPAN”の活躍で認知は高まったものの、親会社の撤退による廃部、選手の就労などの経済問題、中学高校年代の選手の少なさなど、まだまだ道は険しい。
 L1/L2の国内チーム紹介などもあり、女子サッカーについて知りたければ、まずこの本をガイドとして読むといいかもしれない。

序章
 東京・国立競技場は満員ではなかった。しかし青いサポーターたちは二〇〇二年ワールドカップ以降のどんなゲームにも増してパワーにあふれていた。そしてピッチ上の選手たちも、全員がもてる力を出しつくし、チームが完全にひとつになって戦った。気温十四度、冷たい風が吹く夜だったが、国立競技場はまさに燃え上がっていた。
 こんなすごいサッカーの試合を見るのは、いつ以来のことだろうか。サポーターがチームを奮い立たせ、チームの奮闘がサポーターを勇気付けた。もう、恐れるものなど何もなかった。

 1ページ目のこれでぐっ・・・と来ます・・・。
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by iku-2002 | 2005-03-17 01:18 | Book/Comic | Comments(0)
2005年 03月 16日
「エンツォ・フェラーリ」
「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」 /集英社文庫
原題 "ENZO FERRARI - The man, the Cars, the Races, the Machine."
著者:ブロック・イエイツ (Brock Yates)、 訳:桜井 淑敏


 ここに描かれているのは、フェラーリの栄光の勝利の歴史ではなく、敗北の連続の歴史。 現在神話・伝説となっているフェラーリには実は勝利は少なく、アルファロメオ、マセラティ、ランチアらの国内勢としのぎを削り、メルセデス、アウトユニオン、ポルシェらドイツの精密機械に後れを取り、米フォードの大物量作戦にルマンで負け、パワーの無いはずのイギリスの”消防ポンプ”付軽量ミッドシップカーや先進的ウイングカーやコスワースエンジンの後塵を拝し、ターボ化に遅れ、完璧なホンダパワーに16戦中15戦優勝されてしまう。 皮肉なことに安定して勝ちだしたのは、ここ最近、エンツォが亡くなってから(このあたりは本書に記述されてない。上記88年のモンツァあたりまでです。 勝ってるフェラーリはつまらないね(笑。)

 エンツォ本人も決して偉大な人物・指導者などではなく、自分自身と自チームの勝利以外には愛は無く、女好きで愛人を作り家族を顧みず、偉大なドライバーら(ヌヴォラーリ、アスカリ、ファンジオ、フィル・ヒル、ホーソン、サーティース、アンドレッティ、イクス、ラウダ、ヴィルヌーブ・・・)はチームを離れるか事故で亡くなるか、エンジニアたちは派閥争いや造反・離反を繰り返し、生産したフェラーリブランドの一般向けスポーツカーは”愛車”ではなくあくまでレース資金のためのもので(959に対抗して作ったF40は除く)、車を購入した貴族や金持ちはただの金づるであり(実際フィアットが作っている)、人を煽り脅しなだめすかし演技をし虚勢を張り頑固で・・・ということがわかる。
 どうもフェラーリをありがたがるアメリカの車雑誌らがちょうちん記事を書いたり、また自分中心なエンツォの回顧録などの記述から、いろいろなエピソードが神格化され伝説になった模様で、ほんとうは本書での記述を読むと事実と異なって尾びれがついたりねじ曲げられたり拡大解釈されたりしたようだ。

 ちなみに翻訳者はターボ時代の元ホンダF1プロジェクトリーダー。
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by iku-2002 | 2005-03-16 23:50 | Book/Comic | Comments(0)
2005年 02月 08日
「カンビュセス王の秘宝」
「カンビュセス王の秘宝 上」、 「カンビュセス王の秘宝 下」 /角川文庫
 ポール・サスマン(Paul Sussman)・著  篠原慎・訳

 古代エジプトの謎と悪夢が現代に蘇る! 壮大な歴史ミステリ。
 忽然と消滅したといわれる古代ペルシア王カンビュセス二世の軍隊の謎が現代に蘇る。ある日、女性動物学者タラは考古学者である父マイケルから急遽エジプトへよばれる。これがすべての謎と悪夢への幕開けだった…


 これはかなり面白かったです。 現代版インディジョーンズというとわかりやすいかも(だいぶ違うけど)、いわゆるハラハラドキドキの冒険古代ミステリーものです。 訳も現代口語的で読みやすかった。

 ちょっと面白いのは、主人公の女性研究者が、考古学者の父を尋ねてエジプトにいくと、父が謎の死を遂げていて・・・、てところから物語が始まり、その後謎の集団に追われたり陰謀に巻き込まれていくわけだけど、もうひとりエジプトでの殺人事件を追う刑事が出てきて彼もまたもう一人の主人公になっていること。 下巻の最後のほうまで二人は出会いません。 物語も二転三転あっと驚くドンデン返しが多く、楽しめます。
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by iku-2002 | 2005-02-08 02:57 | Book/Comic | Comments(1)
2005年 02月 08日
「ヒンデンブルク炎上」
「ヒンデンブルク炎上〔上〕」、 「ヒンデンブルク炎上〔下〕」 /新潮文庫
 ヘニング・ボエティウス (Boetius,Henning):著  天沼春樹・訳

 有名なツェッペリン飛行船ヒンデンブルク号のドイツからアメリカへの旅と大惨事での最後を中心に、同船の昇降舵師、および事故の謎を追う乗客の新聞記者の人生を描いた作品。 著者の父親は実際のヒンデンブルク号の乗員で父をモデルにこの作品を書いたとのこと。

 有名な謎の飛行船火災事故をめぐるハラハラドキドキの冒険ミステリーかと思って買ったんだけど、まったくそうではなく、奇跡的に生き延びたものの大やけどを負った新聞記者の人生という旅の話という感じか。
 比喩や心象風景、抽象的描写や夢の記述などが多く、シーンの時間軸も入れ替わって、正直読みづらかった。 事故の原因は、偶発的事故ではなくナチの人為的陰謀らしいけど、直接的には誰がやったのか、結局よくわからんかった・・・。
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by iku-2002 | 2005-02-08 02:41 | Book/Comic | Comments(0)
2005年 02月 08日
「キョウコのキョウは恐怖の恐」 諸星大二郎
「キョウコのキョウは恐怖の恐」 諸星大二郎・著 /講談社BOOK倶楽部

 伝奇・ホラー漫画でおなじみの諸星大二郎の初の小説集。雑誌に掲載された5篇の短編を集めたもので、各篇に1枚ずつ本人の挿絵つき。
 いずれもホラー小説で、普段の絵から文章に舞台が変わったとはいえ、日常のすぐ裏側にある、暗くて恐ろしい非日常の雰囲気を作り上げるのは流石。 ただ展開的に、読み進んで徐々に怖さが深まっていって、「くるぞーくるぞー、そろそろかー?!・・」といよいよ恐怖の核心に近づく!、というところで真の恐怖には会わないというか、そのまえに明るいところへ出てしまう感じ。 クライマックスで救いようのない悲劇までは落としてくれない。 ハッピーエンドではないけども、諸星風の淡々とした感じで終わる。
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by iku-2002 | 2005-02-08 02:24 | Book/Comic | Comments(0)
2005年 01月 25日
はじめての○マ○○
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 クリックするだけで、不思議、不思議♪ 本でもCDでもDVDでも何でも手に入っちゃう魔法の箱、たのしー!どんどんクリックくりっくクリック、アハハハハハ。



初めてアマゾンで買った物一覧。 感想等は後ほど。
本:
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック」 安彦良和
 外伝、というか、サイド7侵入前夜篇が書き下ろしで入ってます。

「キョウコのキョウは恐怖の恐」 諸星大二郎
 初の小説集(ホラー)。今読んでるとこ。

「栞と紙魚子何かが街にやって来る」 諸星大二郎
 隔月刊「ネムキ」連載。この巻収録の話で突然連載オワタ。 しかも次から新連載が急に始まったかと思ったら、中途半端なページで突然切れて(落とした?)、取り繕うように古い作品を挟み込んでたり。いったいどうなってんだか?>編集部。

「このブログがすごい!2005」 別冊宝島編集部
 エキブロもいくつか紹介されてます。 紙媒体なので面白そうなブログのURLをいちいち手打ちがめんどい。 「このブログがすごいBLOG

「ミクロマン―完全版 (03)」 響わたる
 1,2巻はすでに書店で見つけて購入済みだった。 やっとすべてが読めた。

DVD:
「WATARIDORI コレクターズ・エディション」 ジャック・ベラン監督
 「ミクロコスモス」や「ディープブルー」みたいな野生生物ドキュメンタリー。

「ストリート・オブ・ファイヤー」 マイケル・パレ主演
 ”ロックンロールの寓話” 悪役のウィレム・デフォー(;´Д`)ハァハァ

CD:
「THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (初回生産限定盤)」
 一度店頭で購入済みなんだけども、初回盤じゃないので2枚組。 こちらは3枚組の限定版で、デモVerの曲やオリジナル歌詞Verなどが入ってます。 二重買いだけども、勝っちゃいました。


 メジャーだけども近所で品切れ、とか店頭でなかなかお目にかかれない古い作品とかをクリクリクリックだけで買えるのはやっぱ便利でいいね。
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by iku-2002 | 2005-01-25 21:56 | Hobby | Comments(2)
2004年 11月 12日
「MICROMAN STYLE」と「ガンダムエース」12月号
今日買ってきた本

a0006641_2151471.jpg 左: 「ミクロマンスタイル」。
 ミクロマンのカタログ的ムック。 メインは最新のミクロマンシリーズのパートだけど(ごちゃごちゃして最近のはよくわかんね。かなり可動するみたいだけど)、後半ヒストリーコーナーがあったので購入。 今度おもちゃ屋をのぞいて新しいシリーズでも見てみるか。

 右: 「月刊ガンダムエース12月号」。
 安彦良和が描く「ガンダムTheORIGIN」の外伝的ストーリー:「シャア・セイラ編」の2回目。 若い頃のランバ・ラルのコミカルなシーンがあったり、その後酒場(せくしぃハモン姉さん(;´Д`)や、意外な役で部下のクランプが登場)のシーンではかっこよかったり。
 後半ではキシリア・ザビ姉さんがまだ半ズボン姿のキャスバル・レム・ダイクンを密室で無理矢理○○○○○して手錠で××××××しちゃいます(;´Д`)ハァハァ(きっとこの時のトラウマからシャアは変態になったのだなあ・・・)。

 「シャア・セイラ編」は、本来のストーリーから離れて、おそらくジオン独立あたりまで書くだろうけど、安彦氏がかなり自由に描けるから楽しみ。今月も演説の予定稿で苦労するジオン・ズム・ダイクンのシーンあたりで、オリジナリティが出ていて、氏のキリストを描いた作品「イエス」を彷彿(たしかこの人クリスチャンだったはず)。

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by iku-2002 | 2004-11-12 22:20 | Book/Comic | Comments(0)
2004年 11月 02日
「新しい生物学の教科書」
 新しい生物学の教科書 池田清彦:著 新潮文庫 ISBN:4-10-103521-0
「生物学のことは、池田さんに聞けば間違いない。」──昆虫好きの養老孟司さん推薦!! 
 高校の生物教科書に失望した著者は、もっと面白い生物の教科書を作ろうと思い立つ。そして生命の起源、生物の多様性、免疫とアレルギー、脳と心の問題、がん細胞と遺伝子の関係など、日常生活に関わるテーマも盛り込み、生物学特有の概念や用語を分かりやすく解説した。最新の研究成果も随所で紹介し、各章には便利なサマリー付き。知的刺激に富んだ、現代人のための新テキスト!


 1999年から2年間雑誌「サイアス」に連載されたエッセイ「教科書にない『生物学』 -文部省検定の裏をよむ」をまとめたもの。
 進化、発生、人類の歴史、遺伝、脳、免疫などの各生物学の項目について、高校生物の教科書の足りない部分、間違っている部分を補い、また最新の科学情報を織り込んだもの。 高校生物程度のレベルの知識がないと多少読みづらい & あっても難しい感じはしました。 もうちょっと図版多くできなかったかな。
 文部科学省や検定教科書の各会社に対する批判的な部分は少なく(ゼロではありません。基本的に各教科書の内容は不満に思ってこの本を書いているので)、具体的な生物学の話が多いです。




生徒の血液使い理科授業 和歌山・橋本の男性教諭/Yahoo・共同
 和歌山県橋本市の市立中学校の男性教諭(41)が2年生の理科の授業で、生徒24人に針で指を刺させて採取した血液を実験に使っていたことが2日、分かった。保護者の抗議を受けた市教育委員会は「配慮が足りなかった。今後、このようなことがないよう徹底したい」としている。
 市教委によると、教諭は10月下旬、「血液とその循環」をテーマにした授業を実施し、2年の3学級計104人のうち98人が受講。熱消毒した針と消毒液を生徒に渡し、針で指を刺させて採取した血液をガラス板に塗り顕微鏡で観察させた。
 4、5人のグループの中から話し合いやじゃんけんなどで針を刺す生徒を選ばせたという。針を刺し出血する様子を見てショックを受け泣きだす生徒もおり、保護者から学校に抗議があった。

 何が問題なのか、よくわからん。 自分たちの理科の教科書にはたしか「ちょろっと血を出して観察しましょう。」みたいなのがあったはず。 確か中学の時かな?隣の子と耳たぶを切り合った記憶がある。 指導内容が変わったんだろうか?(エイズの流行とかで) 血を出さずにどうやって血を観察するだろうか? 保護者も中学の頃やったはずだけどな。 もちろん実験の安全性については、十分注意して子供がイタズラとかしないよう教師が指導しないといけないけど。 ショックで泣き出す子供って自分で怪我して血を流したことないんだろうか? なにか間違って大量の出血しちゃったのかなー? それならこういう記事にはならんよなあ・・・。
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by iku-2002 | 2004-11-02 22:27 | Book/Comic | Comments(0)
2004年 10月 25日
へんないきもの
「へんないきもの」  早川いくを:著 バジリコ(株):出版

 実在する本当に変な生き物満載で楽しかったです。 ウミウシ系とかね、オオグチボヤとかね、キモいのいっぱい。 サンプルだとちょっとインパクトないけど。 あと説明の文章がね、とてもおもしろかった。


続編: 「またまた へんないきもの」
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by iku-2002 | 2004-10-25 23:43 | Book/Comic | Comments(2)
2004年 10月 13日
「メディチ家の短剣」
・・・「ダヴィンチ・コード」は文庫化して安くなってから読もうっとw

 「メディチ家の短剣」 (原題: "The Medici Dagger")
 キャメロン・ウエスト(Cameron West):著、 酒井武志:訳
 早川書房 ISBN 4-15-041022-4

 メディチ家の依頼でレオナルド・ダ・ヴィンチは、どんな手段でも破壊できない短剣を作り上げた。そして500年後、短剣のありかをダ・ヴィンチが暗号で記した手稿をめぐり、スタントマンのレブと武器商人の間で激しい争奪戦が開始される! 壮絶な戦闘と暗号を解く興奮――トム・クルーズ映画化の痛快冒険小説。


 冒険小説というよりは、追いつ追われつ、だまし騙されのサスペンスと、謎解きのミステリー、という感じで、ひとつ下の記事のやや脳天気な明るい作品と比べたら、文体も一人称の「わたし」で語られ、抽象的内面描写も多い重たい作品です。
 ちなみに作者のキャメロン・ウエストは元々25の人格を持つ多重人格者(ノンフィクションの「多重人格者として生きる」がベストセラー、ロビン・ウィリアムズ主演でディズニー映画化予定)ということも多少影響しているのかもしれません。
 重たい作品ながらも、全体的にはハラハラしながら最後まで一気に読み進めると思います。 ダヴィンチの暗号を解読するところが、さすがにちょっとわかりづらかったですが。 それとクライマックスがすこし物足りなかったかな・・・。

 なお、この小説の映画化権をトム・クルーズが買い取ったそうです。 小説の中では主人公の職業ははスタントマンで、トム・クルーズがモデルっぽいの俳優の身代わりをしています。
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by iku-2002 | 2004-10-13 00:18 | Book/Comic | Comments(0)