タグ:ボルジア ( 2 ) タグの人気記事
2007年 01月 31日
「チェーザレ」 (1)(2)
チェーザレ 破壊の創造者(1) /講談社 e-1day
チェーザレ 破壊の創造者(2) 惣領冬実:著

 15世紀ルネッサンス期のボルジア家の長男チェーザレ・ボルジアの生涯を描いたマンガ(現在はまだピサの学生。能天気な主人公が入学してきてチェーザレと出会う)。 モーニングに月一?ぐらいの間隔で連載してるので、いつ次が読めるのかわからず、文庫化にまとまるのを待ってた。

 非常に繊細な筆遣いで、詳細な歴史考証調査に基づいた背景描写の書き込みもすごい。 けど、動きにダイナミックさが少ないような気がするので、男性が多いであろうモーニングの読者的にはどうなんだろう? 毎週連載じゃないし(今は休載中らしい)。 昔のイタリアの話しだし。
 まあでもボルジア家の人間そのものがドラマチック(どこまで本当かは別にして)なんで、今後に期待。
[PR]
by iku-2002 | 2007-01-31 00:12 | Book/Comic | Comments(0)
2004年 03月 14日
「ザ・ファミリー」 マリオ・プーヅォ著
The Family / by Mario Puzo
/ completed byCarol Gino
/ 加賀山卓郎・訳
ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ)


 「ゴッド・ファーザー」の作者/脚本家マリオ・ブーヅォの遺作。生前間に合わなかった部分を(奥さん?恋人?)作家のキャロル・ジーノが補完しています。
 15世紀のイタリア、ローマを舞台に、ロドリーゴ・ボルジア(アレッサンドロ6世)がローマ法王に即位してから、ローマを支配し、やがてボルジア家が滅亡するまでを描いたルネッサンス版”ゴッド・ファーザー”。
 ”キリストの代理人”ローマ法王にして、ファミリーの長ロドリーゴ、有能な軍人で長男のチェザーレ、ちょっとアレな次男ホアン、家族のために何度も政略結婚をさせられる美貌の長女ルクレツィア、無能者と思われがちだが謎の影のある末のホフレ。彼らボルジア家の話を中心に、彼らの家族・親族、協力者や部下、そして数多くの敵たちが語られ、中には教科書でおなじみ「君主論」のマキャベリや天才的な芸術家で科学者のレオナルド・ダ・ヴィンチもチェザーレとの絡みで登場してきます。

 600ページ近い分量で、やっと読み終わりました。数十年にわたるボルジア家の興亡を1冊に治めているため、ちょっとづつ読み進めていって、正直長いのと、退屈だったりつまんなかったりしたところはありました。登場人物も多いですし、政略結婚を繰り返したりして人間関係が複雑だったり、XXX・オルシーニってのはいっぱい出てきますし、聞き慣れないイタリアの地方都市は出てきますし、ちょっと読むのに大変なのは確か。

 それでも、ダヴィンチが出てきて新しい攻城兵器を開発するあたりや、チェザーレがどんどん他の都市国家を攻め込んで支配下に置いていくところや、その途中の女傑カテリーナ・スフォルツァのえぐい登場シーンや、必殺仕置き人ドン・ミケロットの手による暗殺シーンなどはわくわくしました。

 ボルジア家については、今までさっぱりくわしくはなく、星野宣之氏の漫画『妖女伝説』を読んだことぐらいでした。この漫画(「ボルジア家の毒薬」)では”毒”はペスト患者の抽出物(フィクション。それ以外の部分はかなり史実や伝記に忠実な模様)でしたが、この小説では近郊に住む謎の老婆がハーブ畑で栽培する薬草のようです。
 また次男ホアンの暗殺については、嫉妬した?兄チェザーレの仕業と一般には思われているようですが、この小説では違います。はっきりとは書かれていませんが、法王ロドリーゴの死因についても、その犯人が噛んでいるかのような・・・・
[PR]
by iku-2002 | 2004-03-14 19:30 | Book/Comic | Comments(0)