オデッセイの脅威を暴け〔上〕 /新潮文庫
オデッセイの脅威を暴け〔下〕
原題: ”Trojan Odyssey” 著:クライブ・カッスラー (Cussler,Clive)
ちょっとネタバレになるけど、さすが本人の年齢的なことも考えて一区切りつけたかったのだろうか?(一応、息子と次回作を書いたらしいが・・・)。 何しろ、前作の終わりに出てきたピットの息子と娘が出てきて、最後はピットは○○しちゃうし、現場をあがりそうだし、提督は○○○○になりそうだし。
一応区切りをつけつつ、カート&ザバーラシリーズと平行して、息子・娘をメインキャラに持っていこうとしてるんかな?
ストーリー展開はいつもどおりで、だーっと一気に読んだけど、ピットたちがあまりひどいピンチにならなかったのと、悪役が弱すぎた&黒幕が死なずに逮捕で、ちょっと物足りない感はある(次回以降への引きか?)。 それと、ケルトの遺跡や発掘品ネタ、いつもの過去の謎解きを期待してたんだけど、その部分も一言であっさり終わっちゃって残念。